関数チートシート
イントロダクション
関数チートシート2024/10/25 12:562024/12/1 10:02
数式の基本
エディタの使い方2024/10/25 12:572024/12/1 8:22数式の書き方2024/10/25 12:592024/11/29 13:50データ型2024/10/25 12:592024/12/1 10:08リファレンス
データの型変換2024/10/25 13:052024/11/29 13:50数式の構成要素2024/10/25 12:592024/11/29 13:50数式エラー2024/10/25 13:062024/12/1 10:16
関数一覧
数式の用語プロパティ組み込みの演算子関数引数データ型組み込みaddsubtractmultiplymodpowdivideequalunequalより大きい以上より小さい以下andornottruefalse関数ififsemptylengthsubstringcontainstestmatchreplacereplaceAlllowerupperrepeatlinkstyleunstyleformatminmaxsummedianmeanabsroundceilfloorsqrtcbrtexplnlog10log2signpietoNumbernowtodayminutehourdaydateweekmonthyeardateAdddateSubtractdateBetweendateRangedateStartdateEndtimestampfromTimestampformatDateparseDatenameemailatfirstlastsliceconcatsortreversejoinsplituniqueincludesfindfindIndexfiltersomeeverymapflatidletletspadStartpadEnd
このチートシートは、Notionの数式を完全に網羅したクイックリファレンスです。
Notion 数式エディターで利用可能なすべての組み込みの演算子、関数のサンプルを紹介しています。
数式の用語
数式を利用するときによく使われる用語を開設します。
プロパティ
Notionのデータベースで設定されている固有のプロパティです。
プロパティはエディタの候補に挙がってくるプロパティを選択するか、のように書くことができます。
プロパティを参照する際は、プロパティ名を正確に入力する必要があり、大文字と小文字も区別されます。
組み込みの演算子
Notionの数式には、真偽値( or )や算術演算子(, , , )、論理演算子(, , )などがあらかじめ用意されています。
関数
関数は複雑な処理を素早く実行するために用意された定義済みのコマンドのことです。
代表的なものとして変数を定義するlets()関数や日付のフォーマットを整えるformatDate()関数などがあります。
引数
関数に渡される値のことです。関数に追加情報や処理するデータを提供するパラメーターだと考えてください。
引数は関数に「どのデータを」「どう処理するか」を伝える大切な情報です。
引数の数や型は関数によって異なり、必ず渡さなければいけない引数と任意の引数があります。
データ型
- 文字列
- 数値
- 日付
- ユーザー
- 真偽値
- ページ
- リスト
組み込み
add
2つ以上の数値を加算する関数です。
第一引数:加算される数値またはテキストを指定します。数値の場合は計算結果が、テキストの場合は文字列の結合結果が返されます。
第二引数:加算される2つ目の数値またはテキストを指定します。第一引数と同様に、数値の場合は計算結果が、テキストの場合は文字列の結合結果が返されます。
subtract
2つの数値の差を求める関数です。
第一引数:減算される数値を指定します。
第二引数:減算する数値を指定します。第一引数から第二引数を引いた結果が返されます。
multiply
2つ以上の数値を乗算する関数です。
第一引数:乗算される数値を指定します。
第二引数:乗算する数値を指定します。第一引数と第二引数を掛け合わせた結果が返されます。
mod
2つの数値の除算の余りを求める関数です。
第一引数:除算される数値(被除数)を指定します。
第二引数:除数となる数値を指定します。第一引数を第二引数で割った際の余りが返されます。
pow
べき乗(累乗)を計算する関数です。
第一引数:べき乗の底となる数値を指定します。
第二引数:指数(べき数)となる数値を指定します。第一引数を第二引数回掛け合わせた結果が返されます。
divide
2つの数値の商(割り算の結果)を求める関数です。
第一引数:除算される数値(被除数)を指定します。
第二引数:除数となる数値を指定します。第一引数を第二引数で割った結果が返されます。
equal
2つの値が等しいかどうかを比較する関数です。等しい場合は true を、そうでない場合は false を返します。
第一引数:比較する1つ目の値を指定します。数値、文字列、真偽値など、任意の型の値を指定できます。
第二引数:比較する2つ目の値を指定します。第一引数と同じ型の値を指定する必要があります。両者が等しい場合にtrueを返します。
unequal
2つの値が等しくないかどうかを比較する関数です。等しくない場合は true を、等しい場合は false を返します。
第一引数:比較する1つ目の値を指定します。数値、文字列、真偽値など、任意の型の値を指定できます。
第二引数:比較する2つ目の値を指定します。第一引数と同じ型の値を指定する必要があります。両者が等しくない場合にtrueを返します。
より大きい
2つの値を比較し、1つ目の値が2つ目の値より大きいかどうかを判定する関数です。より大きい場合は true を、そうでない場合は false を返します。
以上
2つの値を比較し、1つ目の値が2つ目の値以上かどうかを判定する関数です。以上の場合は true を、そうでない場合は false を返します。
より小さい
2つの値を比較し、1つ目の値が2つ目の値より小さいかどうかを判定する関数です。より小さい場合は true を、そうでない場合は false を返します。
以下
2つの値を比較し、1つ目の値が2つ目の値以下かどうかを判定する関数です。以下の場合は true を、そうでない場合は false を返します。
and
複数の条件を論理積(AND)で結合する関数です。すべての条件が true の場合に true を、それ以外の場合は false を返します。
or
複数の条件を論理和(OR)で結合する関数です。いずれかの条件が true の場合に true を、すべての条件が false の場合は false を返します。
not
論理否定(NOT)を表す関数です。条件の真偽値を反転させ、true の場合は false を、false の場合は true を返します。
true
真偽値の true を表す定数です。論理演算や条件分岐で使用されます。
false
真偽値の false を表す定数です。論理演算や条件分岐で使用されます。
関数
if
条件分岐を行う関数です。
第一引数:条件分岐の判定に使用する真偽値を指定します。trueの場合は第二引数の値を、falseの場合は第三引数の値を返します。
第二引数:条件が true の場合に返す値を指定します。任意の型の値を指定できます。
第三引数:条件が false の場合に返す値を指定します。第二引数と同じ型の値を指定する必要があります。
ifs
複数の条件分岐を行う関数です。
第一引数:最初の条件式を指定します。この条件がtrueの場合は、次の引数の値が返されます。falseの場合は、次のペアの条件式の評価に進みます。
第二引数以降:条件と値のペアを指定します。条件がtrueの場合は、その値が返されます。falseの場合は次のペアの評価に進みます。
最終引数:デフォルト値を指定します。すべての条件がfalseの場合に返される値です。
empty
値が空(null)かどうかを判定する関数です。値が空の場合は true を、そうでない場合は false を返します。
引数には、文字列やリスト、数値など、任意の型の値を指定できます。空の値としては、空文字列、空のリスト、未設定のプロパティなどが該当します。
length
文字列の長さ(リストの場合は要素数)を取得する関数です。空の文字列やリストの場合は0を返します。
substring
文字列から部分文字列を抽出する関数です。開始位置と長さを指定して、その範囲の文字列を取得します。
第一引数:元の文字列を指定します。任意の文字列やプロパティの値を指定できます。
第二引数:開始位置を指定します。0から始まる整数で、最初の文字の位置を表します。
第三引数:取得する文字数を指定します。正の整数で、開始位置から何文字取得するかを表します。
contains
文字列に特定の部分文字列が含まれているかどうかを判定する関数です。含まれている場合は true を、含まれていない場合は false を返します。大文字と小文字は区別されます。
第一引数:検索対象の文字列を指定します。任意の文字列やプロパティの値を指定できます。
第二引数:検索する部分文字列を指定します。この文字列が第一引数の中に含まれているかどうかを判定します。
test
正規表現パターンに文字列が一致するかどうかを判定する関数です。一致する場合は true を、一致しない場合は false を返します。大文字と小文字は区別されます。
第一引数:検査対象の文字列を指定します。任意の文字列やプロパティの値を指定できます。
第二引数:正規表現パターンを指定します。JavaScriptの正規表現構文に従って記述します。
match
正規表現パターンにマッチする部分文字列を抽出する関数です。マッチしない場合は空のリストを返します。
第一引数:検査対象の文字列を指定します。任意の文字列やプロパティの値を指定できます。
第二引数:正規表現パターンを指定します。JavaScriptの正規表現構文に従って記述します。
replace
文字列内の部分文字列を別の文字列に置換する関数です。最初に見つかった一致箇所のみを置換します。
第一引数:検査対象の文字列を指定します。任意の文字列やプロパティの値を指定できます。
第二引数:置換対象となる部分文字列(または正規表現パターン)を指定します。
第三引数:置換後の文字列を指定します。
replaceAll
文字列内のすべての一致箇所を置換する関数です。replaceとは異なり、見つかったすべての部分文字列が置換されます。
第一引数:検査対象の文字列を指定します。任意の文字列やプロパティの値を指定できます。
第二引数:置換対象となる部分文字列(または正規表現パターン)を指定します。
第三引数:置換後の文字列を指定します。
lower
文字列をすべて小文字に変換する関数です。大文字を含む文字列を小文字に統一したい場合に使用します。
upper
文字列をすべて大文字に変換する関数です。小文字を含む文字列を大文字に統一したい場合に使用します。
repeat
文字列を指定した回数だけ繰り返す関数です。同じ文字列を複数回連結したい場合に使用します。
第一引数:繰り返す文字列を指定します。任意の文字列やプロパティの値を指定できます。
第二引数:繰り返す回数を指定します。正の整数で、文字列を何回繰り返すかを表します。
link
URLを作成するための関数です。テキストとURLを組み合わせて、クリック可能なリンクを生成します。
第一引数:リンクのテキスト(表示文字列)を指定します。
第二引数:リンク先のURLを指定します。有効なURLである必要があります。
style
テキストのスタイルを設定する関数です。太字、斜体、取り消し線などの装飾を文字列に適用します。
第一引数:スタイルを適用する文字列を指定します。任意の文字列やプロパティの値を指定できます。
第二引数:適用するスタイルを指定します。、、、 のいずれかを指定します。
unstyle
スタイルが適用された文字列からスタイルを削除する関数です。太字、斜体、取り消し線などの装飾を解除します。
format
数値や日付、文字列などを指定した形式に変換する関数です。データを特定のフォーマットで表示したい場合に使用します。
第一引数:フォーマットする値を指定します。数値、日付、文字列など、変換対象となる値を指定します。
第二引数:フォーマット文字列を指定します。出力形式を定義する文字列を指定します。
min
複数の数値の中から最小値を取得する関数です。数値のリストや複数の数値を引数として受け取り、その中で最も小さい値を返します。
引数は可変長で、カンマ区切りで複数の数値を指定できます。また、リスト(配列)として数値を渡すこともできます。数値以外の値が含まれる場合はエラーとなります。
max
複数の数値の中から最大値を取得する関数です。数値のリストや複数の数値を引数として受け取り、その中で最も大きい値を返します。
引数は可変長で、カンマ区切りで複数の数値を指定できます。また、リスト(配列)として数値を渡すこともできます。
sum
複数の数値の合計を計算する関数です。数値のリストや複数の数値を引数として受け取り、それらの合計値を返します。リスト内の値はすべて数値である必要があります。
引数は可変長で、カンマ区切りで複数の数値を指定できます。また、リスト(配列)として数値を渡すことも可能です。配列内の要素がすべて数値でない場合はエラーとなります。
median
複数の数値の中から中央値を取得する関数です。数値のリストや複数の数値を引数として受け取り、それらを昇順に並べた時の中央に位置する値を返します。データの偏りを考慮した代表値として使用されます。
引数は可変長で、カンマ区切りで複数の数値を指定できます。また、リスト(配列)として数値を渡すこともできます。データ数が偶数の場合は、中央に位置する2つの値の平均値が返されます。
mean
複数の数値の平均値(算術平均)を計算する関数です。数値のリストや複数の数値を引数として受け取り、それらの合計値を要素数で割った値を返します。データの代表値として最も一般的に使用される統計量です。
引数は可変長で、カンマ区切りで複数の数値を指定できます。また、リスト(配列)として数値を渡すこともできます。
abs
数値の絶対値を取得する関数です。負の数を正の数に変換し、正の数はそのまま返します。
主に計算結果の大きさを評価する際や、値の差分を求める場合に使用されます。
round
数値を指定された小数点以下の桁数で四捨五入する関数です。端数処理や表示用の数値を整形する際によく使用されます。
第一引数:四捨五入する数値を指定します。整数や小数を指定できます。
第二引数(オプション):小数点以下の桁数を指定します。省略した場合は0となり、整数に丸められます。
ceil
数値を切り上げる関数です。小数点以下の値を持つ数値を、その値以上の最小の整数に切り上げます。
floor
数値を切り下げる関数です。小数点以下の値を持つ数値を、その値以下の最大の整数に切り下げます。
sqrt
数値の平方根(2乗根)を計算する関数です。負の数を入力した場合はエラーとなります。
cbrt
数値の立方根(3乗根)を計算する関数です。負の数も入力として受け付けます。
exp
指数関数(eの累乗)を計算する関数です。自然対数の底eを引数で指定された値で累乗した結果を返します。
ln
自然対数(底がeの対数)を計算する関数です。正の数値を引数として受け取り、その自然対数の値を返します。負の数や0を入力した場合はエラーとなります。
log10
常用対数(底が10の対数)を計算する関数です。正の数値を引数として受け取り、その常用対数の値を返します。負の数や0を入力した場合はエラーとなります。
log2
2を底とする対数(二進対数)を計算する関数です。正の数値を引数として受け取り、その2を底とする対数の値を返します。負の数や0を入力した場合はエラーとなります。
sign
数値の符号を判定する関数です。正の数の場合は1、負の数の場合は-1、0の場合は0を返します。
pi
円周率(π)を表す定数です。幾何学的な計算や三角関数での計算に使用される重要な数学定数で、およそ3.14159...の値を持ちます。
e
自然対数の底(e)を表す定数です。指数関数や対数関数の計算に使用される重要な数学定数で、およそ2.71828...の値を持ちます。
toNumber
文字列を数値に変換する関数です。数値として解釈できる文字列を数値型に変換します。変換できない場合はエラーとなります。
now
現在の日時を返す関数です。この関数は呼び出された時点の日時を返し、データベースの自動更新やタイムスタンプの生成などに使用されます。
today
現在の日付を返す関数です。now()関数とは異なり、時刻の情報を含まず、日付のみを返します。
minute
日付から分(0-59)を抽出する関数です。時刻を含む日付型の値から分の部分のみを取り出して数値として返します。
hour
日付から時間(0-23)を抽出する関数です。時刻を含む日付型の値から時間の部分のみを取り出して数値として返します。
day
日付から曜日(0-6)を取得する関数です。日付型の値から曜日を数値として返します。返される数値は以下の通りです。
- 0 = 日曜日
- 1 = 月曜日
- 2 = 火曜日
- 3 = 水曜日
- 4 = 木曜日
- 5 = 金曜日
- 6 = 土曜日
date
日付から日(1-31)を抽出する関数です。日付型の値から日付の部分のみを取り出して数値として返します。
week
日付から週番号(1-53)を取得する関数です。日付型の値からその年の何週目かを数値として返します。
month
日付から月(1-12)を抽出する関数です。日付型の値から月の部分のみを取り出して数値として返します。
year
日付から年を抽出する関数です。日付型の値から年の部分のみを取り出して数値として返します。
dateAdd
日付に指定した単位(年、月、日など)を加算する関数です。日付型の値に対して、指定した期間を加算した新しい日付を返します。
第一引数:基準となる日付を指定します。 や などの関数、または で参照した日付型のプロパティを指定できます。
第二引数:加算する期間の数値を指定します。正の値で加算、負の値で減算となります。
第三引数:期間の単位を指定します。、、、、、、 が指定可能です。
dateSubtract
2つの日付の差分を計算する関数です。dateAddの逆の機能を提供し、日付型の値から指定した期間を減算した新しい日付を返します。引数の構造はdateAdd関数と同様です。
dateBetween
2つの日付の差をミリ秒単位で計算します。
第一引数:日時
第二引数:日時
第三引数:差分を計算する単位を指定します。、、、、、、 が指定可能です。
dateRange
開始日と終了日から日付範囲を返します。
第一引数:開始日
第二引数:終了日
dateStart
日付範囲の開始日を取得する関数です。日付範囲型の値から開始日のみを取り出して日付型として返します。
dateEnd
日付範囲の終了日を取得する関数です。日付範囲型の値から終了日のみを取り出して日付型として返します。
timestamp
日付をUNIXタイムスタンプ(1970年1月1日からの経過ミリ秒数)に変換する関数です。日付型の値をミリ秒単位の数値として返します。
fromTimestamp
UNIXタイムスタンプをNotionの日付型に変換する関数です。ミリ秒単位の数値を日付型の値として返します。
formatDate
日付を指定した形式の文字列に変換する関数です。日付型の値を任意のフォーマットで文字列として返します。
第一引数:日時
第二引数:フォーマット文字列
フォーマット文字列
- : 4桁の年(例:2024)
- : 2桁の年(例:24)
- : 2桁の月(例:01-12)
- : 1-2桁の月(例:1-12)
- : 2桁の日(例:01-31)
- : 1-2桁の日(例:1-31)
- : 24時間形式の時(例:00-23)
- : 24時間形式の時(例:0-23)
- : 12時間形式の時(例:01-12)
- : 12時間形式の時(例:1-12)
- : 分(例:00-59)
- : 分(例:0-59)
- : 秒(例:00-59)
- : 秒(例:0-59)
これらの文字列は自由に組み合わせることができ、区切り文字(年、月、日、:など)と共に使用できます。
例:
- → 2024年11月23日
- → 2024-11-23 18:10:30
- → 11/23/24
- → 23/11/2024
parseDate
文字列から日付を解析して日付型に変換する関数です。様々な形式の日付文字列を Notion の日付型として返します。
name
ユーザーまたはページの名前を取得する関数です。ユーザー型やページ型の値から名前を文字列として返します。
ユーザーのメールアドレスを取得する関数です。ユーザー型の値からメールアドレスを文字列として返します。
at
リストや文字列から指定したインデックスの要素を取得する関数です。配列型やマルチセレクト型、文字列型の値から特定の位置の要素を返します。
第一引数:対象となるリストや文字列
第二引数:取得したい要素のインデックス(0から始まる整数値、負の値も可)
first
リストや文字列の最初の要素を取得する関数です。配列型やマルチセレクト型、文字列型の値から先頭の要素を返します。
last
リストや文字列の最後の要素を取得する関数です。配列型やマルチセレクト型、文字列型の値から末尾の要素を返します。
slice
リストや文字列の一部を切り出す関数です。配列型やマルチセレクト型、文字列型の値から指定した範囲の要素を抽出して返します。
第一引数:対象となるリストや文字列
第二引数:開始位置のインデックス(0から始まる整数値、負の値も可)
第三引数(オプション):終了位置のインデックス
concat
複数のリストや文字列を結合する関数です。配列型やマルチセレクト型、文字列型の値を連結して新しい値を返します。
第一引数:結合する最初のリスト、文字列、またはマルチセレクト
第二引数:結合する2番目のリスト、文字列、またはマルチセレクト
第三引数以降(オプション):さらに結合する追加の値
sort
リストを昇順で並び替える関数です。配列型やマルチセレクト型の値を並び替えて新しいリストとして返します。
reverse
リストの要素の順序を逆転させる関数です。配列型やマルチセレクト型の値の順序を反転して新しいリストとして返します。
join
リストの要素を区切り文字で結合して文字列に変換する関数です。配列型やマルチセレクト型の値を指定した区切り文字で連結して文字列として返します。
第一引数:結合するリスト、またはマルチセレクト
第二引数:区切り文字として使用する文字列
split
文字列を指定した区切り文字で分割してリストに変換する関数です。文字列型の値を指定した区切り文字で分割して配列として返します。
第一引数:分割する文字列
第二引数:区切り文字として使用する文字列
unique
リストから重複する要素を除去して、一意な値のみを含む新しいリストを作成する関数です。配列型やマルチセレクト型の値から重複を排除して新しいリストとして返します。
includes
リストや文字列に特定の要素が含まれているかどうかを確認する関数です。配列型やマルチセレクト型、文字列型の値に対して指定した要素が含まれているかを真偽値として返します。
第一引数:検索対象となるリストや文字列
第二引数:探す要素や部分文字列
find
リストや文字列から特定の条件に一致する最初の要素を検索する関数です。配列型やマルチセレクト型、文字列型の値から指定した条件に合致する最初の要素を返します。
第一引数:検索対象となるリストや文字列
第二引数:検索条件を指定する式
findIndex
リストや文字列から特定の条件に一致する要素のインデックスを検索する関数です。配列型やマルチセレクト型、文字列型の値から指定した条件に合致する最初の要素の位置(0から始まる整数値)を返します。見つからない場合は-1を返します。
第一引数:検索対象となるリストや文字列
第二引数:検索条件を指定する式
filter
リストから指定した条件に一致する要素のみを抽出する関数です。配列型やマルチセレクト型の値から条件に合致する要素だけを含む新しいリストとして返します。
第一引数:フィルタリング対象となるリスト
第二引数:フィルタリング条件を指定する式
some
リストの要素のうち、少なくとも1つが指定した条件を満たすかどうかを確認する関数です。配列型やマルチセレクト型の値に対して、条件に合致する要素が1つでもあれば真を返し、1つもない場合は偽を返します。
第一引数:条件を確認するリスト
第二引数:各要素に対して評価する条件式
every
リストのすべての要素が指定した条件を満たすかどうかを確認する関数です。配列型やマルチセレクト型の値に対して、すべての要素が条件に合致する場合は真を返し、1つでも合致しない要素がある場合は偽を返します。
第一引数:条件を確認するリスト
第二引数:各要素に対して評価する条件式
map
リストの各要素に対して指定した処理を適用し、その結果から新しいリストを作成する関数です。配列型やマルチセレクト型の値の各要素に対して変換処理を行い、その結果を新しいリストとして返します。
第一引数:変換対象となるリスト
第二引数:各要素に適用する変換式
flat
ネストされたリスト(配列の配列)を1次元のリストに平坦化する関数です。多次元配列を1次元配列に変換して返します。深さ1レベルまでの平坦化のみに対応しています。
id
ページやデータベースを一意に識別するIDを取得する関数です。ページプロパティやデータベースプロパティから、そのページやデータベースの一意のIDを文字列として返します。
let
式の中で変数を定義して使用するための関数です。定義した変数は、その式の中でのみ有効です。複雑な計算式を簡潔に書くことができ、同じ値を複数回使用する場合に特に便利です。
第一引数:変数名
第二引数:変数に代入する値
第三引数:変数を使用する式
lets
複数の変数を定義して使用するための関数です。letの拡張版で、複数の変数を一度に定義できます。各変数は順番に評価され、後続の変数定義で前の変数を参照することができます。
padStart
文字列の先頭に指定した文字を追加してパディングする関数です。文字列が指定した長さに満たない場合、その差分を埋めるように文字を追加します。
第一引数:パディング対象の文字列
第二引数:文字列長
第三引数(オプション):パディングに使用する文字(省略時は空白)
padEnd
文字列の末尾に指定した文字を追加してパディングする関数です。文字列が指定した長さに満たない場合、その差分を埋めるように文字を末尾に追加します。
第一引数:パディング対象の文字列
第二引数:文字列長
第三引数(オプション):パディングに使用する文字(省略時は空白)